頭寒足熱

人の身体は特別なモノではありません。生命体という特別な存在だ！と言われる方もいらっしゃるでしょうし、動物と違って知的生命体であると言われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、人も自然界が生み出した物資の固まりなのです。
　ですから、物理の法則に従って生きていることになります。物理の法則を覚えていますか？ニュートン力学と呼ばれている、F=ma 懐かしいでしょう。高校生の教科書に出てくる公式です。これを覚えていなくても大丈夫です。もっと簡単な例を挙げてお話ししますので。
　そして、人の身体の６０％は水で出来ていることを知っていますか？結構有名な話ですよね。と言うことは水が動いていると考えてもいい。そして、昔から言われている頭寒足熱、これは頭を冷やして足元を温めると言うことなのですが、今じゃ頭熱足熱になってしまってます。温めたタオルを首筋に置いていたりしませんか？気持ちいいから？眠くなるから？健康そうだから？実は健康とは別次元の話になってきます。頭寒足熱は健康にいいのです。
　単純に考えて下さい。お風呂やお水をやかんや鍋で沸かすとき、下から熱しますよね？熱されたお湯はどうなるでしょうか？
　考えてみて下さい。今の給湯器ではお湯を入れて初めっから温度管理が出来ています。でも、一昔前のガス湯沸かし器でお風呂を沸かしていた頃を思い出してみて下さい。お風呂の上の方は以上に熱い。しかし、下は水だったって経験を持っている方は多いと思います。
　そうです。熱されたお湯は上にたまり、冷えているお水は下にたまります。人の身体も自然界が作り出したものです。と言うことは頭を冷やすと頭の部分の冷えた水分が下に降りる、足元で暖まった水分は上に登る。と言うことは循環すると言うことなのです。
　だから、半身浴をしましょう！とか言う訳です。医師や歯科医師の方々の多くは、何気なしに知っているだけで、詳しくは知らないのですけどね。

　さて、サウナに入る場合、非常に息苦しい。あの湿度にあの温度。鼻は通りにくくなるし…これを解決する方法があります。それはコンビニでロックアイス６００ｇ（１Ｋｇでも可）を購入して下さい。そして、封を切らずそのまま持ち込んで、首筋や顔に当ててみて下さい。（サウナによっては口の中に入れるための氷が用意されている所もありますが）非常に快適に長めに入れますよ。（長湯にならない様に気を付けて下さい。院長かんざきは何度も立ちくらみを経験してます。長湯は禁物）

　但し、アイスノンは冷やしすぎるし、冷却シールは効いた気がするだけですので、止めて下さいね。氷が一番です！